人間は水なくして生きてはいけません。3日間、水分を補給しなければ死んでしまうといわれています。食事に気を配る方は大勢いますが、食事だけでなく飲み水にも気を配らなくてはなりません。
体内の水の量(割合)
人間の体は通常の体型の成人男性で約70%が水で占められています。
ただし、女性の場合には体脂肪が多い分、多少水の割合は少なくなります。
体内の水の割合は性別だけでなく年齢や体型によっても水の割合は違ってきます。 年齢で分類すると、新生児・幼児が70%〜80%、成人が55%〜70%、老人が50%〜55%くらいです。
体型で分類すると、肥満体が50%、やせ体が60%〜70%くらいです。
一日に必要な水の量
スポーツなどせず、日常生活をしているだけでも、汗や尿で失われた水分を補給するために1日に2リットル程度の水を補給する必要があります。
暑い季節など、汗を沢山かく時にはそれ以上必要です。
ただし、水分の全てを飲み物から補給する必要はありません。なぜなら、食事にも水分が含まれており、食事からも水を補給しているからです。
水分を上手に補給する方法
のどが渇くというのは脱水症状になりかけている事を脳が感じている証です。この時点で水分を補給しても、発汗ですでに失われている水分の60%程度しか補給できないようです。
水分は体内に蓄えられにくいので、一度に大量の水分を補給してもあまり効果はありません。数回に分けて補給する必要があります。
水の上手な選び方
汗の99%は水で、残りの1%程度はナトリウムと電解質などです。従って、あまり運動をしない人にとっては市販のスポーツドリンクは塩分や糖分が多すぎます。
水は小腸で吸収されますから、糖分が多いと胃に停留する時間が長くなり内臓に負担をかけます。
ナトリウムや電解質を摂るにはミネラルウォーターの中でも硬水が良いのですが、日本の水は軟水のため、硬水は日本人の身体には慣れなておらず下痢をする人もいますので気を付けてください。
ミネラルウォーターを選ぶ際には自分の身体に合ったお水を選ぶことが大切です。